協会案内
設立の趣旨
財団法人千葉県市町村振興協会設立趣意書
最近における社会経済の著しい変貌は、地方行財政に多大の影響を及ぼし、新しい時代に即応した行財政運営のあり方が課題となっているが、特に経済の急激な変化に伴い財政をとりまく環境はきわめて厳しいものとなっている。
このような状況にも対応して、われわれ市町村関係者は、市町村の共通の財源を確保する見地から宝くじの発売を要請してきたところである。
今般、基礎的地方公共団体である市町村の果たす役割の重要性にもかんがみ、国のご理解、各都道府県のご協力を得て、昭和54年度から新たに市町村振興宝くじが発売されることとなり、その収益を市町村の災害対策事業等をはじめ緊急な公共施設整備事業の推進のための資金にあてることとなった。
このような措置に対処し、各都道府県から交付される市町村振興宝くじの収益金相当額を受け入れ、かつ、その運用をはかる機関として今回設置することとなったのが「財団法人千葉県市町村振興協会」である。すなわち、この協会は、都道府県から交付される市町村振興宝くじの収益金を受け入れ、これを基金として積み立て、災害対策等県内市町村の緊急事業遂行のための必要な資金として活用するほか、基金が一定額に達した後は収益金の一部を関係市町村に配分し、公共施設整備事業の財源として活用する道を拓くものである。
市町村の振興と住民福祉の増進のため、新法人の果たす役割と意義はきわめて重要なものがあり、われわれ市町村関係者としては、都道府県と協力して設立の趣旨をまっとうするよう尽力してまいりたい。